辻希美さんといえば、モーニング娘。の元メンバーで、現在はママタレントとしてテレビで引っ張りだこですね。
そんな辻希美さんですが、人気であると共に、炎上クイーンの称号を持つほどアンチが多いのも有名な話です。
辻希美のアンチが爆増した騒ぎとは? 長年の攻撃を交わしてきた、炎上クイーンの貫禄【有名人の消し去りたい“黒歴史”】2020年05月31日
女子プロレスラーの木村花さんが23日、22歳の若さで急死した。木村さんは、恋愛系リアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演していたが、あることがきっかけでSNS上では木村さんを誹謗中傷するコメントが相次いだ。この問題に各界で物議を醸し、社会問題に発展しつつある。
SNSが普及してから、著名人の発言に対する反響は大きく、称賛やファンからの肯定的な声も多いが、当然アンチも増殖する。中でも、アンチに叩かれ続け“炎上クイーン”の称号を持つタレントの辻希美は、そのメンタルの強さに注目が集まっている。
@nifty ニュースより引用
人前に出る仕事である以上、一定数のアンチは避けられないものですが、彼女の場合は大きな不祥事も起こしていないのに炎上クイーンの名がつくほどアンチに叩かれ、辻希美さんのアンチ専用のスレッドまで立つ始末…。
なぜ彼女はそこまでアンチがわき、炎上してしまうのか?
その理由を、主婦で、1児の母でもある私が徹底解説してみたいと思います。
辻希美のアンチはどんな人?叩く理由は?
辻希美さんを叩いているのはどんな人たちなのか気になりますよね。
実は、意外にも同じ子どもを持つ主婦がほとんどなのです。
一体どういうことなのか?
辻希美さんのアンチが集まるスレッドの書き込みからいくつか抜粋し、説明したいと思います。
- 何あの仕事ありますアピール。
まじウザ - この人本当に親なの?掃除機を自慢したいばかりに写メとる前に子供が落ちる心配しろよ。しかも、あんな固そうな床に…見てるだけで怖いわ
- もう少し年齢にふさわしい書き方できないんだろうか…。
- 親がこんなんで、子供が可哀想。まともな物食べさせてもらってないし
- 本当にあの顔しか写メとれないんだね、どの写メ見ても背景だけ変えた合成みたい
- 野菜頂いて、ご馳走さまでしたの絵文字がムカつく!感謝してんなら絵文字変えろって感じ!
- 赤ちゃんをmen’sとか(笑)脳みそに虫うじゃうじゃいそうね、このおバカさん。
要は、「言葉遣い、子育てへの意識、自撮り、感謝の表し方、なにもかもが気に入らねー!」ということらしいです。
ここで注目してもらいたいのが、子育てへの意識への反発です。
先ほど、アンチには同じ子どもを持つ主婦が多いと言いましたが、彼女が炎上する時って、
辻希美さんがブログでつづる、子育てのあれこれが気に入らない→炎上
という流れが非常に多いんですよね。
例えば、
- 弁当の具が加工肉ばかり
- 食卓の彩りが茶色しかない
- 栄養バランスが悪い
- 親としての自覚が感じられない
- 小さな子どもがいるとは思えないような生活をしている
などです。
ブログにつづられる辻希美さんの日常に、同じ親として、納得がいかないことが多く、それが積み重なっての炎上ということですね。
ちなみにアンチスレッドの禁止事項の中に以下のものが挙げられていました。
- 子供へのアンチ
- 子供の名前について違った呼び方(のあ→キソラ 等)
この禁止事項や、書き込みを見る限り、ターゲットは辻希美さんのみで、子どもたちのことは、どちらかというと「可愛そうだ」「守ってあげなくては」という雰囲気を感じました。
辻希美アンチは主婦だらけ?批判の背景にあるもの
では、なぜ主婦たちはよその家庭事情にそこまで入れ込み批判するのか?
そこには、【主婦の苦労】が近年注目されつつある、という背景があります。
ちょっと前まで、世間の主婦のイメージというのは、楽で、気ままで、昼食の後にはドラマを見ながら横になる…といったようなものでした。
ですが、実際はどうでしょう?
背景は主婦の苦労
もちろん、上記のように、優雅な主婦暮らしをしている人も少数ながら存在するのも事実です。
しかし、大半は、家事に育児に大忙しで自分の時間もない。
場合によってはこれに仕事が加わるが、子どものことで急な欠勤や早退があるので、職場での肩身は狭い。
休日はなく、しかし家族には「やって当たり前だ」と中々感謝されない。
しかし近年、インターネットの発達でそんなのおかしくない?と発信する人が増え、今では主婦やママへの無礼は批判の的となっています。
私が長男を妊娠中の話なのですが、里帰り出産だったので仕事を退職し実家に帰った時、夫に「毎日休みみたいなもんやん」と言われ、とても腹が立ちました。その言葉で「いずれ離婚かもな」と離婚を視野に入れはじめたほどです。(実際に、生まれたあと、夫のあまりの理解の無さに別居騒動がありました)
夫の無理解や協力の無さに耐えかねての離婚について、私たち若い世代では、「当然だよ」「我慢する意味ないよ」と肯定的な意見が目立ちます。
しかし、1つ世代が上がるとどうでしょう?
我慢は美徳というか、妻が我慢するべきだ、という風潮が強いように感じます。
私が別居騒動を起こした時、両親は「お前が言うなら仕方ない。帰っておいで」と言ってくれましたが、祖母は断固反対で、「結婚したならそれが当たり前。旦那を立てて、奥さんは辛抱するものだ」という姿勢でした。
私の両親は、私の別居・離婚には反対しなかったけれど、本来は祖母側の意見の人たちです。
(なぜ私の時は反対しなかったのかというと、一度言い出したら何がなんでも押し通す!という私の性格をよくわかっていて、口を出すのを諦めたからです。)
結局離婚はしませんでしたが、昔は妻が我慢していたことでも、今は我慢せず離婚へと進めるケースが圧倒的に増えてきました。
もちろん、子どもがいれば踏みとどまる場合もあります。(逆もしかりです)
離婚は結婚の何倍もエネルギーが必要だと言われていますから、「ムカついたから即離婚!」とは中々いきません。
ですが、「ムカついたから離婚を視野に入れます!」は十分にありえる時代なのです。
話は戻りますが、そういう主婦の主張が強く受け止められる時代になってくると、一部で起こること…それは
主婦同士のマウンティング
です。
どれだけ苦労しているか、どれだけ優雅な生活をしているか、どれだけ子どもが優秀か…様々なことでマウンティングを取り合う人がいて、辻希美さんは、まさにそんな人々の格好の的なのです。
辻希美アンチは嫉妬している?原因と理由
他のママタレントや、育児中の女優などのSNSでは、子育てのリアルな実情が赤裸々につづられることも増えてきました。私たちはそれを読んで、
「あんなにキラキラしている芸能人たちだって、大変だと弱音を吐くほど、本当に家事・育児はしんどいんだよ!」
と共感し、応援したくなります。そして、これらは主婦の主張を強める追い風にもなっているのです。
一方、辻希美さんのブログ、YouTubeチャンネル、言動からは、幸せな様子はみてとれますが、リアルな苦労や苦悩といったものはほとんど感じられません。
それが、「私たちはこんなに日々大変なのに…こいつは親のくせに苦労してるように見えない!」と反感をかうのではないでしょうか。
そして、その幸せそうな様子に嫉妬し、重箱の隅をつつくような批判をし、しまいには彼女の全てに文句をつけずにはいられない…。
書き込みの内容から、彼女のアンチの多くはそんな、嫉妬ゆえにマウンティングを取りたがり批判をする主婦だということがみてとれます。
もしもポテサラ事件の女性が辻希美さんだったら
Twitterにて話題になったポテサラ事件は、皆さんも記憶に新しいと思います。
赤ちゃんを連れた母親が惣菜のポテトサラダを手に取ったら、高齢の男性に「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ!」と言われているのを目撃した、というものです。
私もこのツイートを見て、「このじいさんは何なんだ?」とムッとしました。
辻希美さんのアンチの主婦たちも、こういった出来事にムッとして、おかしい!と真っ先に声をあげるような、そんな仲間意識の強い人たちなのだと思います。
ですが、もし、この赤ちゃんを連れた母親が、辻希美さんだったとしたら?
アンチたちは、きっとこう騒ぎます。
「ブログ更新する暇あるならポテトサラダくらい作ってやれよ」
あれ?おじいさんと同じこと言ってない?
ちなみに、辻希美さんのブログ更新やYouTubeチャンネルの開設は仕事の一環ですから、言い換えると
「仕事する暇あるならポテトサラダくらい作ってやれよ」
になるのです。
あれれ?ますますおかしい?
なんだか辻希美さん気の毒だな…と思ってしまいます。
私はフリーのWEBライターという仕事をしているので、【ネットで記事を書く=簡単なこと、主婦業の片手間で遊びみたいなもの】と誤解され、
「いいな~。そんなことで稼げるなら、私も仕事辞めてそうやって稼ぎたいわ~」
と言われてカチンときたことがあります。
ですので、れっきとした仕事の一部なのに、まるで遊んでいるようにみられ、お門違いな説教や嫌味を受ける苦痛というのは、何となく理解できます。
私としては、そもそも、ブログやYouTube、テレビでみるものだけが辻希美さんの日常ではないはずなので、みせないだけで彼女は彼女なりに悩みもあるのでは、とむしろ辻希美さんを応援したくなります。
辻希美アンチまとめ
- 辻希美さんのアンチの正体は、ほとんどが彼女と同じ主婦だった!
- アンチを受ける理由は嫉妬ゆえ?
- 世の中にはいろいろな仕事があり、遊んでいるようにみえても遊んでいるとは限らない
この記事をきっかけに、主婦の大変さへの理解、そして、様々な職種への理解が広がればな、と思います。