「コードレッド」という言葉の意味はご存知でしょうか?

 

実はコードレッドという言葉には、同じ言葉でも意味の全く異なる2つが存在してます。

 

1つはITに関連するワード、
もう1つは医療に関連するワードです。

 

今回は、この2つの意味について詳しく解説していきます。

ITにおける「コードレッド」の意味とは

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ここではITにおけるコードレッドの意味について解説します。

コードレッドはワームと呼ばれるマルウェアの1種

コードレッドとは2001年にインターネット上で発見されたワームのことを指します。

 

ワームとはコンピュータープログラムで自分自身を複製して増殖し、感染を広げることで不正かつ有害に動作させる意図で作成された悪意あるプログラムです。

 

そんなワームの1種であるコードレッドは2001年にマイクロソフトのコンピューターを攻撃したことで認知されました。

 

感染すると「Welcome to http://www.worm.com ! Hacked By Chinese!」というメッセージが表示されます。

 

コードレッドという名前の由来はソフトドリンクの「マウンテンデュー」チェリー味の商品名(Code Red)にちなんでつけられたといわれています。

 

このワームはインターネットのトラフィックを増大させ、世界的にインターネットがつながりにくくなる現象が発生し、発生した当日だけで約36万台のパソコンがコードレッドに感染しました。

コードレッドのようなワームの持つ特徴

ワームの特徴としては2点あります。

 

  1. 自ら複製し、感染を広げる
  2. 何かに寄生する必要がなく、単独で存在できる

 

通常のコンピューターウイルスとは異なり、何かのプログラムやソフトウェアに寄生する必要なく、単独で活動し、大量に複製したワームをメールやSNSなどを通じて他のパソコンへ送り、感染を広げます。

したがって他のマルウェアであるウイルスやトロイの木馬に比べ、感染力が強いといえます。

ワームが引き起こす4つの被害

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  • パソコンが重たくなる

ワームが自身で複製し増殖して他のパソコンに乗り移ろうとする動作を行うため、パソコン自体が重くなり、使用できなくなります。

 

  • 情報を盗まれる

ユーザーの情報を盗み、金銭を奪ったりするワームも存在します。

ネットバンキング、クレジットカード情報、会員サイトなどのID、パスワードを盗み出します。

 

  • 別のマルウェアをダウンロード

ワームに感染するとそのワームが、本来守られていた別の場所のセキュリティの壁を壊し、そこから別のマルウェアを侵入させるといったことが発生します。

別のマルウェアを感染させるかどうかはワームを感染させた本人の裁量でコントロールすることができます。

 

  • 勝手にメール送信やSNS投稿を行う

ワームに感染することで、アドレス帳に登録している宛先へ大量のメール送信を行います。

また、facebookにログインしているとワームが勝手に大量の投稿を行い、投稿の中にリンクを貼り付けます。

そして、そのリンクをクリックするとその端末も感染するといったことがワームによって引き起こされます。

コードレッド以外のワームの種類

コードレッドを含め、代表的なワームの種類は4つあります。

コードレッドは解説したので他の3つのワームを見ていきましょう。

 

  • Mydoom(マイドゥーム)

被害額の一番大きいワームです。

 

2004年に初めて確認され、このマルウェアに関しては、最も破壊的なウイルストップ10にも数えられており、約380億ドル(日本円で約4兆円)の被害が出ています。

 

感染するとレジストリを編集され、買ってに外部にメールを送ります。

 

  • SOBIG(ソービッグ)

このウイルスに感染すると、そのコンピューターから入手したメールアドレスに自分自身のコピーを添付したメールを送信します。

 

このウイルスの厄介な所は、オープンリレーであることです。

 

オープンリレーとはメール送信サーバーが、外部からの送信依頼受けてメール送信を行うことで、このオープンリレー機能を使うことでメールの送信身元の特定を困難にしました。

 

SOBIGはスターバックスやアメリカ物流の大手フェデックスやアメリカ鉄道会社CSXトランスポーテーションのシステムに感染し、列車の運行にも影響を及ぼしました。

 

  • SLAMMER(スラマー)

2003年1月25日5時30分に確認されてから、わずか10分で7万5000台以上に感染したワームです。

 

SLAMMERは世界的なネットワークの遅延を発生させ、よくに韓国では全国でインターネットが使えなくなるなど大きな影響を及ぼしました。

医療における「コードレッド」の意味とは?

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ここからは医療におけるコードレッドの意味について解説します。

コードレッドとは医療従事者の間で使われる用語

医療におけるコードレッドとは、医療従事者の間で使われる用語です。

 

その意味は「病院内で火災が発生したとき」のことを指しています。
つまり緊急避難的な意味を表しています。

 

実はコード〇〇といったように、色で様々な意味を表しています。

 

病院によって言葉の意味が異なる場合もあるようですが、ここでは一般的に使われていることを紹介します。

コードレッドだけでない「コード〇〇」

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  • コードブルー

人気ドラマの影響もあり、この言葉の知名度は高いと思います。

 

意味は「緊急患者発生」です。

 

ドラマではドクターヘリをメインとしていますが、それだけでなく、救急車や院内で緊急患者が発生した場合にも使われます。

 

緊急の患者さんが発生した場合は、コードブルーとして院内放送などを行います。

 

  • コードホワイト

コードホワイトとは「大声で暴れる人物がいる」という意味だそうです。

 

院内で発生した暴力などに対して緊急で呼び出し放送などを行います。

 

  • コードイエロー

コードイエローなどは病院によって様々な意味で使われることがあります。

 

大きな意味で表すと

  • 緊急事態発生
  • 患者の搬入依頼

といったものになると思われます。

 

緊急事態発生とは機材の故障、不審者侵入、救急室の応援要請、モンスターペイシェント発生などが挙げられます。

 

  • コードグリーン

コードグリーンとはテロ発生やテロによる死者が発生しそうな状況を知らせるコールです。

 

  • コードゴールド

コードゴールドとは脳死ドナー(臓器提供者)の発生のことを意味します。

 

  • コードパープル

コードパープルとは、「爆破予告などの脅迫」のことを指しています。

 

  • コードブラック

コードブラックとはテロによって病院が被害を受ける状況を指すようです。

 

アメリカの人気医療ドラマにも「コード・ブラック」というタイトルが付けられています。

なぜコードレッドなどコードが必要なのか?

なぜこのようなコードを使うのかというと院内放送によって不特定多数の人に知らせたくないからです。

 

患者さんや一般の人には混乱を招かないように、でも病院関係者には知らせなければならない。

 

このような時にコードを使用します。

 

したがって、病院関係者の方々は「コード〇〇」の意味をしっかり理解し、どのような対応をしなければならないのかを訓練をしているのだと思います。

チームワークが重要ですね。

「コードレッド」の意味まとめ

コードレッドには全く異なる2つの意味が存在します。

 

1つはコンピューターに害をもたらすワームの一種でマウンテンデュー、チェリー味の名前「Code Red」にちなんで付けられました。

もう1つは医療現場における「火災発生を知らせるコール」のこと。

また、「コード〇〇」には様々な色が入ることを解説しました。